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マルコ・ポーロの冒険 ピエロ・ベントゥーラ絵

 ジアン・パオロ・チェゼラーニ文、吉田悟郎 訳。
 マルコ・ポーロの長い人生が薄い絵本にまとめられている。彼の本のダイジェストとも副読本とも感じられる。

 驚いたのはマルコの父親ニコロと叔父のマッフェオが一度中国を訪れていて教皇への使いをした帰りに15歳に成長したマルコを連れて行ったこと。そして、マルコと一緒にきちんと中国から生きて帰ってこれたことである。
 初見で、ハンの通行許可証なしで、中国までたどりついた父親と叔父の方が旅の偉業ではうえに感じられる。

 それなのにマルコの名前が歴史に残ったのは、残した本や記録によるところが大きい。元の首都ハンバリク(大都、後の北京)にはマルコたち以外のイタリア人、ドイツ人、フランス人もいたというから彼らにも名声を博すチャンスはあったはずなのだ。
 マルコたちが苦労したように皇帝に気に入られてすぎて帰れない人も多かったのだろう。また、マルコが出版の自由度が高かったヴェネチアの人だった点も大きく関係していそうだ。

マルコ・ポーロの冒険 (児童図書館・絵本の部屋 探検と航海シリーズ)
マルコ・ポーロの冒険 (児童図書館・絵本の部屋 探検と航海シリーズ)
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