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日本の豆ハンドブック 長谷川清美 文一総合出版

 著者のマメな活動が結実。日本の北から南まで、在来種とよばれる昔から農家で自家採種して育てられてきた豆類を収録した図鑑。
 日本にはまだまだ知られざる豆があるに違いない。せめて自分の周りだけでも道の駅に行ったときに探してみようか。そんな気持ちになれる本だった。

 栽培者の年齢は非常に高齢者が多くなっていて、在来豆の将来が心配になった。次の世代が育てる用意をしてくれているなら、いいのだが。

 数十年、ときに100年を超える栽培歴をもつ豆があることに驚いていたら京都の馬路大納言の数百年つづく農家は次元が違った。
 北海道にもちこまれた豆だけじゃなくて、北海道から本州に入ってきている(戻ってきている?)豆もあることが興味深かった。

 まえがきでは「意識低い系の農家が惰性でつくっている」印象をあたえる書き方をされていたけれど、種苗交換会で入手されていたりして、作物に積極的な人が作っている印象だった。
 そもそも豆ごとの細かい特徴を把握して、その長所を愛さなければややこしい在来豆を作るはずもない。
 コラム的に入ってくる豆料理の紹介もおいしそうでよかった。

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日本の豆ハンドブック
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