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寄り道の多い数学 大沢健夫 岩波科学ライブラリー172

 数学コンクールに出題された問題を大量の寄り道をくりかえしながら解説する本、らしい。正直、これが理解できる数学に堪能な高校生を尊敬してしまう。
 もっとも才能だけの問題ではなくて、著者が引用しているティリクレ12歳の言葉「いいえ僕は分かるまで読むのです」が出来ていないせいもある……。

 本書は数学に関わる重要人物の歴史を知ることができる構成にもなっていて、古代から20世紀まで偉大な数学者たちの名前がならんでいる。
 ちょっと昔のルネサンスの数学者であっても生没年がしっかり分かっていることが興味深かった。ヨーロッパにおける数学者の地位は歴史的に高かったのかもしれない(宮廷数学者の話は高校の数学教師から聞いた覚えがある)。

 基本的に難解な話ばかりだが、それらが現代の生活に欠かせない技術を支えていることも説明されており、理解できなくともできるかぎり襟を正して読んだ。

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寄り道の多い数学 (岩波科学ライブラリー)
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