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はじめての浮世絵1〜浮世絵って何?どうやってつくるの?

 深光冨士男・著。
 浮世絵を起源から知ることのできる絵本。絵は浮世絵の写真であるが。
 とてもよくまとまっていて、大人でも勉強になる内容だと感じた。(肉筆浮世絵じゃない)浮世絵は絵師一人ではなりたたず、版元、彫師、摺師との共同作業によって世に送り出されていた。
 それぞれに腕の見せ所があるのも面白い。自分で彫ったり摺ったりしてみる絵師はいなかったのかな……絵師というより版画家になるな。

 幕府による検閲が浮世絵研究者にとっては重要な情報源になっている点は皮肉に感じられた。改印デザインを変えていたのは、せめてもの複製対策だったのかなぁ。どうせ彫られた姿になってしまうので、少しすれば改印の贋作は簡単だ。
 たぶん無印で出すよりも改印の贋作の方がハイリスクだろうけど。

 知らなかった浮世絵師として初期に活躍した鈴木春信がいた。かなり独特の人物画を描く人で、何度も見ていると癖になりそう。
 キャプションを読む前に、人物から鈴木春信の絵だと気づけたときは嬉しかった。
 自分の知らない絵師はいくらでもいる。浮世絵の世界は実に奥が深い。

関連書評
月岡芳年の武者絵〜大日本名将鑑 歴史魂編集部

浮世絵って何? どうやってつくるの?
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