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学ぶ脳〜ぼんやりにこそ意味がある 虫明元 岩波科学ライブラリー272

 人間の脳は休んでいる間も活動をつづけ、記憶の整理など必要な業務を行っている。ぼんやりしている時間の大切さを、さまざまな科学成果や実例を挙げて訴える。
 そして、「非認知的スキル」の言葉がキーワードとして出てくる。重要性や必要性はよくわかるのだけど、自分が持っているとは思えなくて苦しかった。レジリエンスとか、もうないわ。
 マイナス方向のマインドセットが紹介されても、そこから脱出するヒントはほとんど示されず、やっぱり自分はマイナスのマインドセットなんだなぁ、と実感するだけになってしまうのもしんどかった。
 まぁ、簡単に脱出する方法を見つけていればノーベル医学賞を取っているという話だ。

 繰り返し思い出す記憶が、過去の恥ずかしい経験ばかりじゃなくて、楽しい記憶である人が、この世に存在するとはびっくりだよ。どうも認識が狭かった。

 苦しい状況だからこそ名作を生んでしまったピアニスト、キース・ジャレットのエピソードが興味深く印象に残った。まさに超人。

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学ぶ脳――ぼんやりにこそ意味がある (岩波科学ライブラリー)
学ぶ脳――ぼんやりにこそ意味がある (岩波科学ライブラリー)
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