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マダガスカルがこわれる 藤原幸一

 もう助からない……国土に占める森林の割合が10%を切ってしまったマダガスカル。政治的には比較的安定していても人口爆発と貧困で、ここまで事態は深刻化してしまう。
 大量絶滅と国土の荒廃の末、マダガスカルに残されるものは何なのか。知らずに済ませる方法がみつかることを願わずにはいられない。とりあえずサイザル麻の製品は買っちゃダメかな。
 あの状態で安定しているなら、他の地域よりまだマシな気もするが……。

 東部は降水に恵まれたマダガスカルに、うまく資本が回っていれば治水したり植林したりして持続可能な生産地が作れそうなのだけど、位置的に極悪なヨーロッパの影響が強すぎたのか。
 商売っけの強いインド人の影響も気になるところ――さらに中国資本も入ってきている。マダガスカルの未来が大事なときに荒らしたのは日本資本の可能性も?
 社会の伝統的なエリート層が生き残っていないと悲惨なことになりがちだと、ナショナルジオグラフィックのDVDでみたアマゾン奥地の部族と比較して思ってしまった。
 まぁ、この一冊の印象で決めつけるのは賢明ではないが。

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マダガスカルがこわれる
マダガスカルがこわれる
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