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古代ギリシア重装歩兵の戦術 長田龍太

 ポプリタイの持っている盾はポプロンじゃなくてアスピスだった。その他、研究の進展にともなってアップデートされた様々な知識が紹介されている一冊。
 オーストラリアの大学で実験されたデータやアスピスがカバーする面積などの説明もある。いささか文章が重くて一気に読むのは大変だが、それだけに読み応えも大きかった。

 最後には三つの会戦が取り上げられていて、非常に細かい戦列の長さ計算が行われている。
 ガウガメラの戦いはマケドニア軍が完全な中空方陣を形成したとしていて新鮮に感じた――が、これまでの復元でも中空方陣気味ではあったので違和感はない。
 マグネシアの戦いはアンティオコス3世が十中八九まで勝利を手にしていたとの評価。レギオンVS.ファランクスとは別のところで勝負がついていたのだが、それでファランクスが終わってしまうところが興味深い。
 戦象は相変わらず……いなければアンティオコスが戻ってくるまで隊列が持ったのでは?

 アレクサンドロス軍のアグリアネス人が超人的な特殊部隊であったことも分かって面白かった。最強民族の響きの良さよ。

古代ギリシア 重装歩兵の戦術
古代ギリシア 重装歩兵の戦術
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