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積乱雲〜都市型豪雨はなぜ発生する? 小林文明

 東京の気象は大事だよな。日本の首都だもんな。
 南と東に海があって、けっこう難儀な気候をもっている。というか東京の規模が拡大しすぎて南と東に海がある状態になった?

 本書では積乱雲についての基礎知識と積乱雲から派生する様々な気象現象、そして東京を代表とする局所的な気象について学べる。
 環八雲は何かの拍子に覚えていたが、他にも関東平野に関連する気象的な特徴を知ることができた。練馬豪雨はいつか再来するに違いない……。

 発達のいきおいがいい積乱雲は「オーバーシュート」によって成層圏の高さにまで上昇する(対流圏を成層圏にまで押し上げる)ことがあるそうで、本当にとんでもない気象現象だと思った。
 微生物がうまく積乱雲に乗っていっても結局、成層圏には進出できずに阻まれてしまうのかな?しかし、進出しても環境が過酷すぎて死にそうだ。宇宙は遠い。

 著者はヒートアイランド現象についても発見当初から観測に関わっていたそうで、昔は冬に都市の中心部が暖かい現象から注目され、札幌のススキノからススキノ効果と呼ばれていたそうだ。
 地球温暖化平均の5倍も気温が上昇しているのに東京オリンピックを開催しようとは何とも無謀である。サマータイムなんてやっていないでヒートアイランドを止めてみせろ!一部の都市では廃熱を川や海に捨てる試みがあるらしい……せめて地中熱利用を促進してほしいところだ。2年じゃ厳しいが。

関連書評
天気のしくみ〜雲のでき方からオーロラの正体まで 森さやか
絵でわかる地球温暖化 渡部雅浩 講談社

積乱雲 ー都市型豪雨はなぜ発生する?ー
積乱雲 ー都市型豪雨はなぜ発生する?ー
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