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世界で一番美しいペンギン図鑑 水口博也・長野敦

 南半球に特有の飛ぶことをやめ、泳ぐことに特化した鳥たちペンギン。
 その姿を南極をはじめとする秘境でおいかけた写真集。どうやって接近したのやら行っただけでも驚異に思える絶海の孤島の貴重な写真がたくさん撮られていた。南極半島はむしろ行きやすい方なのではないか。

 最初から多数のペンギンが特殊な島で紹介されていて、ペース配分を疑問に感じた。しかし、最後はきっちりコウテイペンギンが決めてくれた。まさに最後に現れる主人公。
 でも、育雛期間はオウサマペンギンの方が長くて、そのせいで3年に2回の子育てという特殊なリズムになっている。

 ペンギンは2個の卵を生む種類が多いけれど、けっきょく片方しか育てないもの、運が良ければ両方育つもの、片方だけの場合も先に生まれた方と後に生まれた方のどちらを育てるかなどの違いがあって興味深かった。
 地球温暖化の影響を受けたアデリーペンギンとジェンツーペンギンの勢力変化も非常に面白い。水蒸気がふえる温暖化のせいで雪が増えて、産卵時期の早いアデリーペンギンが劣勢になるとは意外だった。
 ちゃんと保護できれば、これからも環境の変化を反映した変遷をみせてくれることだろう。

関連書評
ペンギンのしらべかた 上田一生 岩波科学ライブラリー182
コウテイペンギン〜氷の世界のスーパーアイドル

世界で一番美しい ペンギン図鑑: 絶景・秘境に息づく (ネイチャー・ミュージアム)
世界で一番美しい ペンギン図鑑: 絶景・秘境に息づく (ネイチャー・ミュージアム)
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