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土方歳三〜洋装の武士として散った漢の一徹 歴史群像

 内部粛正の嵐に、敗戦の連続。判官贔屓の日本人でもついていくのが大変になるのに大人気の新撰組副長、土方歳三を特集した本。大勝利といえるものが池田屋事件しかなく、そこでは土方は別働隊をひきいて参加していない。
 宇都宮城を陥落させてもすぐに奪い返されてしまっており、なかなか結果に繋がらない。

 そういう見返りの少ない人生でもめげずに最後まで戦い抜いたことが凄い。現代人として見習いたい意気を秘めた人物である。
 日常的には優しげで文学をたしなむ繊細な人物だった一面もあるというから、なおさら現代人には身近に感じられる。鬼副長がある種のペルソナだったとしたら、よく被り抜いたものである。武士の夢はそれほどに大きかったのか。
 一部の記事では他とまったく方向性が違って、土方歳三は武士になることに価値を認めていなかったと書いていて、それはそれで興味深かった。

 まったくたいした人物だが、それでも新撰組の内輪もめでの死者21人、志士との戦いでの死者6人の結果はしまらないものがある……。
 あと、漫画「PEACE MAKER」に描かれた池田屋事件を思い出して、負傷記録に対して非常に正確に殺陣を作っていたことがわかって感心した。

土方歳三―洋装の“武士”として散った漢の一徹 (新・歴史群像シリーズ 13)
土方歳三―洋装の“武士”として散った漢の一徹 (新・歴史群像シリーズ 13)
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