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水中考古学〜クレオパトラ宮殿から元寇船、タイタニックまで

 井上たかひこ著
 水中考古学の第一人者バス博士に学んだ著者による水中考古学の入門書。おそらく日本における水中考古学の第一人者なのであろう。
 タイトルにある事例も興味深いが、日本周辺に沈んだ開陽やエルトゥールル号、黒船ハーマン号の情報にも触れている。幕末から明治にかけての船ばかり名前があがっていても、もっと前から多くの船が日本周辺で沈んでいたはずであり、水中考古学の進歩を期待せずにはいられない。
 地中海などより水深が深いことがネックになっているのかなぁ。日本海はどうだっけ?

 船に積まれていた財宝の情報を知ると、その荷を受け取れなかった人々の悲しみを想像してしまう。破滅した人も一人や二人ではなかったはず(おそらく乗員はほとんど亡くなっているが)。
 危険を知りつつ海に挑戦した人々の想いも、沈没船からは感じられた。

 保存に苦労しながら開陽から文書が回収されて読まれているそうなので、もっと古い時代の文献についても水中からの復活を願ってしまった。それこそ日本は絶対に大量の文献を取り寄せているのだが!?

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水中考古学 - クレオパトラ宮殿から元寇船、タイタニックまで (中公新書)
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