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世界から消えた50の国1840-1975 ビョルン・ベルゲ 角敦子

「誰かを日陰に追いやるのは不本意である。ただわれわれも日の当たる場所を必要としている」ベルンハルト・フォン・ビューロー(ドイツの外相)1897年12月

 切手に痕跡をのこす歴史のあだ花。かつて存在した50の国というか切手を発行した地域を描いた一冊。これら国家の出現にはエキセントリックな人物が関わっていることが多く、変人列伝としての読み方もできた。
 日本周辺では満州国とアメリカ統治下の琉球があげられている。
 満州国の主なエピソードは731部隊の人体実験だった……五族共和をうたっている裏での激しいコントラストを表現するのに向いていたのだろうな。
 琉球はいまだに基地負担が重くのしかかっていることが紹介されており、形だけでも切手を発行していた時代の方がよかったなどと単純化はされていない。
 著者はノルウェー人である関係から、北欧関係の泡沫国家は取り上げられがちに感じた。

 イギリスは流石というかロクでもないことを盛んにしかけまくっている。個人プレーの変態国家建設を国家的組織的におこなっている変人国家だ。
 でもヘジャズはイギリスが計画した通り残っていた方が、今よりもマシだったんじゃないかと、つい思ってしまった。戦間期のアラビア半島は戦国時代だからなぁ。

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世界から消えた50の国 1840-1975年
世界から消えた50の国 1840-1975年
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