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動物が見ている世界と進化 スティーヴ・パーカー

 監修 蛭川謙太郎。訳 的場知之。大英自然史博物館シリーズ4。
 表紙の密度がすごい。視覚に関する進化の歴史について集中的にまとめた本。軟体動物が複眼からレンズ眼まで持っている特殊な連中であることに衝撃を受けた。
 オウムガイの眼はピンホールカメラの原理を使っていた。イカやタコとはずいぶん違っているんだな。復元イラストから判断してアンモナイトやベレムナイトはレンズの眼をもっているはず。

 蛇のピット器官であるとか、紫外線をみる昆虫たちとか、可視光に限定せずに語られている。エコーロケーションまではなかったけれど、あれも脳の働いている部位は視覚に近いとか。
 眼の進化はそれぞれの段階で持ち主にとって有益であったため、ここまで複雑に進化することができたらしい。レンズ眼があれば便利だと後出しでわかっていても、あんなに複雑なものをいきなり持つことはできない。
 鳥の羽根みたいに後から別目的に使われる場合もあるなかで、眼の役割は割と一貫しているところも面白い。
 5000万年前の昆虫の構造色がそのまま残っている化石が見事だった。見つけた人は心の底から感動しただろうなぁ。

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動物が見ている世界と進化 (大英自然史博物館シリーズ 4)
動物が見ている世界と進化 (大英自然史博物館シリーズ 4)
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