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紀国造家の実像をさぐる 岩橋千塚古墳群 丹野拓・米田文孝 遺跡を学ぶ126

 4つの古墳群のうち、少なくとも2つを築いた一族の末裔は現代に健在!本当に子孫を見守ってくれるご利益があったかもしれない古墳群の調査記録。
 盗掘や開発による破壊を受けてしまってはいるが、天王塚古墳の石室は荘厳でピラミッドの内部を想像させるところがある。
 実際に入り込むと圧迫感で恐怖を覚える人もいるかもしれない――それでも天井が日本で二番目に高いだけ、他の古墳よりはマシか?

 表紙になっている翼を広げて飛ぶ鷹と推測される埴輪がカワイイ。現代のゆるキャラにつながる丸みを有している。縄文時代のイノシシ人形などもかわいかったし、こういう好みは遙か昔からあったのかもしれない。
 ただし、材料の関係で自然とこういう表現になる面もあるだろう。

 戦後すぐは燃料不足のために山が激しい伐採を受けていて、遺跡調査がしやすい側面があったそうだ。生活が豊かになって山に緑が戻ると、調査が難しくなってくる。樹木の根による遺跡の破壊もあるはずで、なんとも皮肉な事実であった。

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紀国造家の実像をさぐる 岩橋千塚古墳群 (シリーズ「遺跡を学ぶ」126)
紀国造家の実像をさぐる 岩橋千塚古墳群 (シリーズ「遺跡を学ぶ」126)
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