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8つの化石 進化の謎を解く[中生代]ドナルド・R・プロセロ

 化石が語る生命の歴史シリーズ2巻。江口あとか 訳。
 恐竜の時代とも限らない中生代の化石が8つ取り上げられている。それでも恐竜は強烈な印象を残してくる。植物の変化も重要だったはずなんだけどな……動物ばっかりで寂しい。

 有名なメアリー・アニングについて、かなり詳しく書かれていた。崖っぷちでの命懸けの化石採集を何度も何度も繰り返して生還しただけでも、凄いことに思われた。
 化石を発掘すること以外にも注意深い人だったのだろう。

 著者のメディアへの怒りは2巻でも健在であり、1巻のディスカバリーチャンネルに続いて、BBCとヒストリーチャンネルも槍玉にあがった。一方、ナショナルジオグラフィックについてはスピノサウルス発見の件で言及があったものの、厳しいことは言われていなかった。
 恐竜よりも絶滅の難しい進化論会議主義者の行動については言及する必要もないと思った。現代に恐竜が生きていれば進化論を否定できるって、どんな理屈なのやら。

 ややもするとニセ科学の話題に意識を奪われがちになってしまって、肝心の内容が忘れやすくなってしまう点は残念だった。ニセ科学批判はコラムにまとめてくれれば良かったのに。
 最大の肉食恐竜や竜脚類について、現時点で骨格標本の残存率からほぼ確実といえる名前を紹介しているので覚えておくと面白いかもしれない。

関連書評
三畳紀の生物 土屋健 群馬県立自然史博物館監修
ジュラ紀の生物 土屋健 群馬県立自然史博物館監修
白亜紀の生物・上巻 土屋健 群馬県自然史博物館監修

8つの化石・進化の謎を解く[中生代] (化石が語る生命の歴史)
8つの化石・進化の謎を解く[中生代] (化石が語る生命の歴史)
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