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絵でわかる進化のしくみ〜種の誕生と消滅 山田俊弘

 ダーウィンは偉大だったが権威で信じてはならない。どんな説も常に検証を続けることが大切だ。
 進化のしくみのみならず進化研究の歴史についても追いかけている。ネオダーウィニズムや進化の総合説(皮肉な呼び方はウルトラダーウィニズム)の流れを覚えておくと良さそうだ。
 遺伝に関する図解はお役立ち度が高い。

 著者は分類について「保守性」をけっこう気にしていて、これまでの研究を活かすためには、種に関する過去の定義にも配慮が必要と考えているらしい。
 最初の流れが重要であったことが分かる。ヨーロッパ発の研究でなければ種の見方は、今とは異なっていたかもしれない。

 ヤナギムシクイの一カ所をのぞき隣り合う亜種同士では交配可能だが、シベリアで隣り合った二亜種については遠く別の道を歩んできたので交配しないことが面白かった。
 二亜種以外が残って他が絶滅したら「別種」と判断する生物学者もいるはずだ。なんとも微妙なところにあるなぁ。

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絵でわかる進化のしくみ 種の誕生と消滅 (KS絵でわかるシリーズ)
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カテゴリ:古生物学 | 16:06 | comments(0) | trackbacks(0)

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