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藤原良房〜天皇制を安定に導いた摂関政治 今正秀

 日本史リブレット015
 王天門の変など政変があいつぐ時代に権力を握っていたため、邪悪な人物と目されることの多かったらしい「最初の摂政」藤原良房の時代とその前後の流れがまとまっている。
 彼が謀略家でなかったのなら、政変の数々をよく切り抜けたものだと感心する。弟の良相まで関わっているのだから、ちょっと対応を間違えれば自分にまで延焼していたはず。

 摂政が必要とされたのは、藤原氏が外戚として権力を握ったため、持統天皇たちのように皇族の皇后がリリーフピッチャーの女性天皇になることができなかったからだとする説が興味深かった。
 それで位階をあげているので身から出た錆とは違うかもしれないが天皇と藤原氏の関係が古代日本の政治に強い影響を与えていたことが伺えた。

 戦前の政治バイアスが掛かった評価は藤原良房についても当てにならないようだ。

関連書評
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藤原良房―天皇制を安定に導いた摂関政治 (日本史リブレット人)
藤原良房―天皇制を安定に導いた摂関政治 (日本史リブレット人)
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