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写真家大名・徳川慶勝の幕末維新〜尾張藩主の知られざる決断

 NHKプラネット中部 編、(財)徳川黎明会 監修
 幕末の政治情勢に大きな影響を及ぼした徳川慶勝の特集本。西からの軍勢を防ぐため尾張に配置されていたのに、西軍に寝返って東海道筋の大名を調略しまくるとは、関ヶ原の戦いにおける福島正則と同じことをしている。
 尾張に配置された大名は狙い通りには動いてくれないようだな……。

 慶勝の兄弟は、高須四兄弟と知られて、それぞれ大きな役割を果たしていた。対談で出てきた大河ドラマに高須四兄弟はよさそうだ。
 四人の集合写真は55歳、44歳、33歳のゾロ目だったから記念に撮った気がする。48歳は仲間外れ。

 1851年の尾張藩藩政改革で藩主が使える御手許金を年1万9千両から200両に切り詰めたことは、お仲間の蘭癖大名が趣味で藩の財政を傾けているのに比べて偉い。

 貴重な写真を残したことでも慶勝の役割は大きかった。でも、金鯱を鋳つぶして政府の資金にしてくれなんて、言ってほしくなかったな。現実には名古屋城も金鯱も(そのときは)遺ってよかった。

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写真家大名・徳川慶勝の幕末維新―尾張藩主の知られざる決断
写真家大名・徳川慶勝の幕末維新―尾張藩主の知られざる決断
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