<< 海底美術館 ジェイソン・デカイレス・テイラー | main | 錆・腐食・防食のすべてがわかる事典 藤井哲雄 >>

古墳空中探訪[奈良編] 梅原章一 今尾文昭・解説

 奈良盆地に存在する多くの古墳を小型機で空中撮影した写真集。1970年代の写真がふくまれており、昔の奈良盆地の姿まで分かる。いくら史跡が豊富な奈良盆地といえども時間が止まっているわけではない。
 開発もあり、古墳の整備もあり、昔からここに住んで古墳を巡っている人には価値の高そうな本だった。
 奈良にほとんど足を踏み入れたことのない自分としても、疑似的な土地勘が養われる感じがした。

 黒塚古墳や藤ノ木古墳など重要な出土品で有名な古墳がしっかり撮影され、コラムで詳しく解説されている点もよかった。
 遺跡を学ぶシリーズでも著者の撮影した空中写真をそれと知らずに見ている予感がする。

 前方部の先端(濠のある場合は、濠を挟んだ位置)に拝所が作られていることも空中写真だと分かりやすくて印象的だった。深い緑に包まれた姿は昔のものではないが、灰色の石に覆われた姿だと町にとけ込んで全体的な配置は観察しにくいかもしれない。

関連書評
斑鳩に眠る二人の貴公子〜藤ノ木古墳 前園実知雄
筑紫政権からヤマト政権へ〜豊前石塚山古墳 長嶺正秀

古墳空中探訪 奈良編
古墳空中探訪 奈良編
カテゴリ:日本史 | 23:05 | comments(0) | trackbacks(0)

スポンサーサイト

カテゴリ:- | 23:05 | - | -
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://sanasen.jugem.jp/trackback/3697
トラックバック