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江戸の長者番付〜殿様から商人、歌舞伎役者に庶民まで 菅野俊輔

 江戸時代のお金のことをまとめた「下世話」な文庫。「江戸時代の100円ショップ」の定価4文を100円に換算して現代での金額も算出している。
 それで、そんなに外れていない雰囲気になっているから面白い。書く前にいろいろな換算方法を検討したんだろうな。

 江戸時代の格差は強烈であるが、将軍や前田家当主の収入を藩からの収入としてしまっているのは、いかがなものか。まぁ、現代の政治家や経営者とは感覚が違っていたことも確かとは思われる。
 というか、現代の政治家・官僚・経営者にも、ともすれば現代に生きる大名以下の倫理観の持ち主が……。

 越後屋あたりの大商人はさすがに豊かだった。千両役者や花魁も儲けている。
 江戸屋敷の留守居がやりたい放題なのは知ってた……諜報活動だから兵法を知っているほど歯止めが掛からない。

 庶民や隠居の生活費もあつかわれていて、江戸時代の人々を身近に感じることができた。

関連書評
近世村人のライフサイクル 大藤修 日本史リブレット39
近世商人と市場 原直史 日本史リブレット88

江戸の長者番付 (青春新書インテリジェンス)
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