<< 地球46億年気候大変動 横山祐典 | main | バビロン ベアトリス・アンドレ=サルヴィニ著 斎藤かぐみ 訳 >>

サメ帝国の逆襲〜海洋生命5億年史 土屋健

 海の生物による覇権争いを描いた古生物の本。主役は軟骨魚類のサメである(そういえばエイの名前があがらない。濾過食性組と似たコースの扱い?)

 しかし、中生代も新生代も「新手」の紹介にページが割かれていて、サメは最後にあがってくる感じだった。
 大量絶滅でサメが生き残れたのは、肺呼吸のモササウルスと違ってサメは環境変化の穏やかな深海に逃げ込めるからであろうな(そういう仮説の紹介があったわけじゃないけど)。
 次の大量絶滅がこれまでと類似のものになったら、やっぱりクジラが絶滅して、サメが生き残る気がする。胎生も何らかのメリットがあるのかも――卵の方が大量絶滅に強いんだっけ?

 陸上でこれほど長い間覇権を握った生物がいないことを考えると、サメは本当に興味深い存在だ。
 残念なことは軟骨が残りにくいことだが、化石産地によっては体も残っているようだ。それなのに最近の「メガロドン」は歯しか見つかっていないことが意外だった。
 メガロドンは系統もホホジロザメにきわめて近縁な属とする説以外に「カルカロクレス」か「オトダス」に属する説があって著名なのに謎多い存在だと分かった。
 そこが世間の関心までかき立てる?

関連書評
シー・モンスター 太古の海の支配者たち ナショナルジオグラフィック
世界の美しいサメ図鑑 仲谷一宏・監修

海洋生命5億年史 サメ帝国の逆襲
海洋生命5億年史 サメ帝国の逆襲
カテゴリ:古生物学 | 23:20 | comments(0) | trackbacks(0)

スポンサーサイト

カテゴリ:- | 23:20 | - | -
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
トラックバック機能は終了しました。
トラックバック