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ユーラシア動物紀行 増田隆一

 動物地理学研究のため、ユーラシア大陸を西から東へ股をかけた著者の紀行的な文庫。
 フィンランドにはじまってロシア、日本とつながる。ロシアがでかい!ロシアさえ何とかすればヨーロッパから極東まで多くの情報が得られることが分かる。
 ロシア国内の研究者は、この利点をどれくらい活かしているのだろう。

 ヴォルガ川を境界とするヨーロッパアナグマとアジアアナグマの分布に交雑がみられる箇所がある点が興味深かった。十分に隔離されて長い年月がたてば新種になるのかな。
 その場合、一方に近縁とは言えない評価になりそう。

 ロシアの大地で活動した探検家の逸話もよかった。ベーリング海峡のベーリングは探検中に亡くなっていたんだな。ステラーも西へ向かう途中で亡くなっているし探検家はやっぱり命がけの仕事だった。

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ユーラシア動物紀行 (岩波新書)
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