<< 星界の戦記此縦觜颪陵詭帖宗/慌浩之 | main | 本のことがわかる本2〜知っているようで知らない「本」 能勢仁 >>

歴史家と噺家の城歩き〜戦国大名武田氏を訪ねて

 中井均・春風亭昇太・斉藤慎一
 山梨県で五つの城を、城郭研究家の二人と城巡りを趣味にする噺家が巡検したところを書き起こした本。タイトルになっているのは躑躅ヶ崎・要害山・白山城・新府城だが、新府城の前にみた能見城のあつかいも大きい。歴史群像では能美長塁の名前で取り上げられていた土木構造物だ。
 おそらく明らかに武田氏の造ったものではないため、本のタイトルにそぐわなかったこともあってか、新府城の章に組み込まれている。あと、未完成だった新府城で話すことが少ない。

 あーでもない、こーでもないと話し合って、それぞれの城をみていくのだが、「正面」「築造者」あたりの議論は必ず出てくる。
 正面は現代人が囚われているだけで当時の人には、強いこだわりはなかった可能性はないのかなぁ。それはそれで議論を投げている?
 築造者については杉山城問題を知った後では慎重になってしまう。しかし、何も言えないのも困ることも理解できる。確証が得られる山城は少ないだろうし、困ったものである。

 正直、話の内容については理解の追いつかないところがあったけれど、城関係の復元イラストを見直してみたい気持ちにさせられる本だった。

関連書評
愛知の山城ベスト50を歩く 愛知中世城郭研究会・中井均
三重の山城ベスト50を歩く 福井健二・竹田憲治・中井均 編

歴史家と噺家の城歩き (戦国大名武田氏を訪ねて)
歴史家と噺家の城歩き (戦国大名武田氏を訪ねて)
カテゴリ:日本史 | 22:38 | comments(0) | trackbacks(0)

スポンサーサイト

カテゴリ:- | 22:38 | - | -
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://sanasen.jugem.jp/trackback/3726
トラックバック