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やっぱりいらない東京オリンピック 小笠原博毅・山本敦久

 ひさしぶりに岩波ブックレットを読んだ。No.993である。
 東京オリンピック――ひいては現代のオリンピックがもつ問題について、鋭く切り込む一冊。復興オリンピックの欺瞞については、特に繰り返し批判を続けていかねばなるまい。
 そうしなければオリンピックの熱狂に温度差を感じた被災者の人々に疎外感を与えてしまう。オリンピックに熱狂している人にとっては「水を差すな」と言いたいことなのかもしれないが、復興に水を差したのはオリンピックの方なのである。
 こうして社会の分断が進んでいく?

 オリンピックが大量の浪費をともなっている現状については、かつての植民地が国家の金を一部の利権者のふところに入れるための迂回路だったことを連想させた。
 国威発揚だのその時代の美辞麗句を使って反論を封じながら、やっていることの醜さは変わっていない。早急に引導を渡さなければ、社会の方が滅びてしまいかねない。

やっぱりいらない東京オリンピック (岩波ブックレット)
やっぱりいらない東京オリンピック (岩波ブックレット)
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