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知られざる弥生ライフ 誉田亜紀子

 弥生時代のイラスト概説書。弥生土器にも縄文のついたものがあることをフックに、弥生時代への関心を誘っている。
 マニアックな部分にまで言及していて、戦争で殺害された死体のレポートは、ゆるいイラストで見るのがちょど良かったかもしれない――人骨の写真も出てくるが。
 大量の鏃を打ち込まれた人は、戦闘の結果というよりも処刑であり、呪術的な意味も込めて、ああいう形になったのではないかなぁ。生前に受けた矢か、死後に受けた矢か、鑑定できないことが残念だ。

「卑弥呼の住まい」イラストは大阪府弥生文化博物館の想像復元模型を更にイラスト化しているため、参考にしてはいけない感じがした。あまりにも足場にするものが不安定で、空中に浮いているかのようだ。
 復元模型の制作経緯を聞けば、多少は印象が変わるのかな?

 縄文時代の土偶と石棒は別系統の祭祀だったらしいが、弥生時代の祈りでは男女一対の思想が強くなってきている点も興味深い。両者の関係に何か変化があったのだろう。

知られざる弥生ライフ: え? 弥生土器なのに縄文がついたものがあるって本当ですか!?
知られざる弥生ライフ: え? 弥生土器なのに縄文がついたものがあるって本当ですか!?
カテゴリ:日本史 | 10:27 | comments(0) | trackbacks(0)

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