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植物たちの戦争 日本植物病理学会

 病原体との5億年サバイバルレースとのことだが、個体はサバイバルを行っていても、集団としては相互に発展しあっている印象。それはそれで協力して地球環境に対するサバイバルを行っているともいえる。けっこう深い副題だな。

 本書は主に細菌とウイルスが引き起こす植物の病気について、最新研究と元に興味深く語ってくれる。
 とくに細菌は単純な生き物にみえて、とんでもなく複雑な駆け引きを使いこなしていて、やはり恐ろしさがある。遺伝子の水平伝播は「チート」だ。

 付着器におけるメラニンの役割など、思わぬ情報が思わぬところに伝わっていく意外性にも研究の醍醐味が感じられた。
 日本の研究者が大きな役割を果たしている分野だが、今後も世界について行けるのだろうか。本書がひとつの支えになることを祈りたい。

植物たちの戦争 病原体との5億年サバイバルレース (ブルーバックス)
植物たちの戦争 病原体との5億年サバイバルレース (ブルーバックス)
カテゴリ:生物 | 19:05 | comments(0) | trackbacks(0)

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