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海と陸をつなぐ進化論 須藤斎

 不定期的な湧昇に適応した珪藻の爆発的な増加は、地球全体規模の気候変動を反映していたかもしれない。さらにはクジラをはじめとする他の動物の進化にも大きな影響を与えていたかもしれない。

 そんな著者の説が丹念な珪藻の休眠胞子観察から組み立てられていく科学読み物。
 すべての時間を顕微鏡観察に捧げられてはじめて一人前の研究者という著者の先輩研究者の話も出てくるが、さすがにそこまでできない著者が結果を出していることに期待をかけたい。
 表紙の珪藻が綺麗である。見ていて飽きないとまでは言えないけれど、目を楽しませてくれる瞬間のある研究なのだろう。

 休眠胞子の上下を区別させてくれる突起は、上と下が外れにくくするために付いているのだろうな。
 わりと市販のプラスチック容器などにありそうな仕組みでおもしろかった。人間は自然の再発明をしているところがあるからなぁ。

海と陸をつなぐ進化論 気候変動と微生物がもたらした驚きの共進化 (ブルーバックス)
海と陸をつなぐ進化論 気候変動と微生物がもたらした驚きの共進化 (ブルーバックス)
カテゴリ:地学 | 09:27 | comments(0) | trackbacks(0)

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