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日本海側最大級の縄文貝塚〜小竹遺跡 町田賢一

 日本海側では貝塚が発達しない。そんな定説を覆した巨大な貝塚、小竹遺跡。ただし、貝塚を構成している貝は、大半がキスイ生のヤマトシジミである。
 一説によれば潮位差が太平洋側より小さく、潮干狩りに向かないことが影響しているらしい。

 貝によって酸性が中和されていたこともあって、出土した遺物は保存状態がよい。人骨も保存状態がよくてミトコンドリアDNAが分析できるものもたくさんあった。
 何よりも人骨が大量に出ていて、同時期の縄文時代前葉では飛び抜けた存在とのこと。まだ、一部しか発掘されていないのだから合計で何体の骨が埋まっているのか――恐がりの人には想像させられない。

 山形県の押出遺跡が似た例として何度も名前をあげられていた。押出遺跡の本でも小竹遺跡が言及されていたはずで、相互に補い合う関係にあるらしい。

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日本海側最大級の縄文貝塚 小竹貝塚 (シリーズ「遺跡を学ぶ」129)
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