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徳島の土製仮面と巨大銅鐸のムラ〜矢野遺跡 氏家敏之

 土製仮面は縄文時代、巨大銅鐸は弥生時代。はっきりした連続性はないものの、両方が発見されていることが注目に値する徳島県は吉野川流域の矢野遺跡。
 特に注目されるのは巨大な銅鐸が埋納された様子が、克明にわかる発掘のされかたをしていることだ。ひとつの時代の画期が地下に埋まっていたと著者は実感した模様である。

 矢野遺跡の立地もおもしろく、ちょうど沿岸と山地の集落の間をつなぐ位置に存在している。
 矢野遺跡が廃絶したのは鮎喰川による水害もさることながら、緩衝地帯をおかなくても交流できるほど、両者の交流が成熟したこともあるのかもしれない。そんな想像をした。

 土製仮面は全体に施された点の模様が怖い……何かの病気を表している可能性もある?仮面に被った人間の病気を移したとか?考えさせられるが、縄文時代のことなので謎が多い。

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徳島の土製仮面と巨大銅鐸のムラ 矢野遺跡 (シリーズ「遺跡を学ぶ」125)
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カテゴリ:日本史 | 22:37 | comments(0) | -

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