<< 本当は怖い動物の子育て 竹内久美子 新潮新書 | main | 光る化石〜美しい石になった古生物たちの図鑑 土屋香・土屋健 >>

尚泰〜最後の琉球王 川畑恵 日本史リブレット人080

 明治維新の影響により日本と中国への両属状態を続けることができなくなった琉球王国。その最後の王、尚泰を中心に琉球王国滅亡の経緯を追う。
 尚泰が主人公ではあるものの、王宮の奥にいて外部とは家臣を通して交渉する姿勢を通しているため、話の中での存在感は微妙なところがあった。
 それでも琉球の人々にとっては重要な象徴であり、琉球独自の運動に大きな意味を死ぬまで持ち続けていた点が興味深い。

 このような難しい時期に対応するための「帝王学」がなされていたわけではなさそうで、本人はともかく王朝全体は迂闊だったと思ってしまうところがある。

 清と日本の交渉をみていると、現在の国境線があるのも偶然の産物に思えてくるのだった。
 海よりも内陸を重視する清の姿勢がなければ、いまの中国はもっと海洋進出をしていたかもしれない……。

尚泰 (日本史リブレット 人)
尚泰 (日本史リブレット 人)
カテゴリ:歴史 | 22:42 | comments(0) | -

スポンサーサイト

カテゴリ:- | 22:42 | - | -
コメント
コメントする