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ゾウの時間ネズミの時間〜サイズの生物学 本川達雄

 歴史的名著!実はジャンプに掲載されていた読み切り漫画でタイトルを知った。それから実際に本書を読むまでに20年以上掛かってしまったのではないか?

 さすがに現代でも揺るがない価値のある内容になっていて、生物に対する新しい目を拓いてくれる。
 数学や物理学を駆使することで生物全体の一般的法則を追求する研究を紹介しつつ、人間の視覚に頼ったものの見方に見直しを求めている反転が面白い。

 ウシの効率の悪さが説明されているところをみて、変温動物で草食の家畜を研究すれば肉の生産効率がよくなるのにと思った。
 現実には肉食のワニでやられているくらいか?草食のイグアナは味か何かに問題があるのか。
 まぁ、現代の研究はもっと効率的な昆虫食やミドリムシまで来ているので、いまさら爬虫類の家畜化にエネルギーを割く価値はあまり認められないのだろうなぁ。
 大型でエネルギー消費の多い動物ほど縄張りが重なりやすい関係で群れのシステムが発達する指摘もあった。その性質をもつことも家畜化の利点につながるわけで……。

 最後に出てくる棘皮動物の特殊性も面白かった。必要なときはロックができる装甲の構造は技術的に模倣する価値が高そうだ。

ゾウの時間 ネズミの時間―サイズの生物学 (中公新書)
ゾウの時間 ネズミの時間―サイズの生物学 (中公新書)
カテゴリ:生物 | 23:35 | comments(0) | -

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