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司馬遼太郎と城を歩く3〜松山城・宇和島城・首里城・姫路城

 松山城ではめずらしく地味な加藤に光が当たっている。藤堂高虎が秀吉子飼いとして、清正たちと同じカテゴリに入れられていることには違和感があった。秀長の家臣なのだが……。
 石落としを鉄砲で撃つ設備だと説明しているところがナイスだった。

 宇和島城をおさめていた伊達家の成立経緯がおもしろい。めずらしい東から西への流れがあって、そんな彼らが日本人だけで初めて蒸気船を造っている。
 東西の住民の気質の違いではなく、住んでいる場所によって外来技術への反応に差が出てしまったことが予想できる逸話だった。

 首里城の章はあまり首里城に集中できず沖縄内の他のグスクもけっこう紹介されている。司馬遼太郎氏による文章が不足していたのかもしれない。
 首里城を通して覚える第二次世界大戦での司馬氏の罪悪感は、もはやあまり共感してもらえない時代になってしまった可能性があり、寂しい。

 姫路城は「播磨灘物語」での黒田官兵衛の経験をメインにしていて、現在の江戸時代以降に成立した姫路城とはミスマッチなところがあった。
 城側はまだまだ名城がいくらでもあるけれど、現代の城の映像にぴったりの司馬作品のストックが苦しくなっている?

司馬遼太郎と城を歩く 第3巻 [DVD]
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