<< インカ〜古代の空中都市 カレン・ワイズ | main | ダムの科学 改訂版 一般社会法人ダム工学会 >>

ルーツを追って〜恐竜時代前に天下をとったほ乳類の祖先たち 長尾衣里子

 世界各地で古生代・中生代のほ乳類の祖先を発掘に参加した著者の手記。
 南アフリカではリストロサウルスの頭骨がいくらでも発掘できるのか。たしかに犬歯だけを取るために頭骨を破壊する研究手法はもったいない気がしたが、産出量は素直に羨ましい。
 まぁ、発掘場所にたどり着くためには車で一日以上かかるような僻地だから産地が守られているところもあるのだろうな。

 ほ乳類の歯が1度しか生え替わらなくなったのは(人によっては一部の歯が乳歯のまま生え替わらない人すらいる)ネオテニーによる影響という話が興味深かった。
 それが起こるまではデンタルバッテリーを持っていたわけで、そんな経緯がなければゾウは面倒くさい進化をしなくても良かったんだな……いまから正規のデンタルバッテリーを取り戻すことは到底できないようで悲しいことである。
 かつて持っていた「第三の目」が松果体になっている件も改めて記憶に刻んでおきたい。

ルーツを追って: 恐竜時代前に天下をとったほ乳類の祖先たち
ルーツを追って: 恐竜時代前に天下をとったほ乳類の祖先たち
カテゴリ:古生物学 | 19:05 | comments(0) | -

スポンサーサイト

カテゴリ:- | 19:05 | - | -
コメント
コメントする