<< 古代世界の超技術〜あっと驚く「巨石文明の智慧」 志村史夫 | main | 家づくりの図集2〜狭い敷地での間取り 泉幸甫・川口通正 >>

司馬遼太郎と城を歩く4〜上田城・高取城・洲本城・丸亀城

 上田城は親子で敵味方にわかれるシーンが名場面あつかいされていることに違和感。本当に強いならば自分たちが集中してついた方を勝者にできるわけで、運命に翻弄される弱者であることを認める苦渋の展開としか思えない。他にもやっている連中がいるし、これを昌幸の高度な知恵あつかいしてしまうのは、どうなのか。
 上田の町にあふれる六文銭の映像をみて、仙石氏がちょっとだけ不憫になった。

 高取城は幕末に思わぬ出来事に遭遇していた。尊皇が高まりすぎた愚連隊みたいな連中と大坂城を落としたときの大砲で戦闘とは喜劇的なシチュエーションである。本人たちは至って大まじめだし、昔の兵器でも人は効果的に死にうる。そんな物事の二面性も感じる。

 洲本城を通じて地味な裏切り者、脇坂安治の情報がたくさん出ていた。脇坂家に続いて淡路をおさめることになった蜂須賀氏が洲本城を破壊せずに温存していたことも興味深い。戦国時代を生き抜いてきた家の知恵とされているが、バレたら困ったことになるのは福島正則の末路をみて承知していたはずで際どいことをしたものだ。

 丸亀城では坂本竜馬が人材を求めて高知からやってきた逸話が語られている。竜馬が江戸で剣道を修めたことも司馬作品ではしっかり消化されていることが分かった。

司馬遼太郎と城を歩く 第4巻 [DVD]
司馬遼太郎と城を歩く 第4巻 [DVD]
カテゴリ:映像資料 | 23:14 | comments(0) | -

スポンサーサイト

カテゴリ:- | 23:14 | - | -
コメント
コメントする