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恐竜時代1〜起源から巨大化へ 小林快次 岩波ジュニア文庫

 アラスカにおける恐竜足跡化石調査記録から話は始まる。過酷なむさくるしい(が報われることもある)恐竜研究の実例を示してからは、時代順に恐竜の発展を追っていく。
 恐竜の始まりを分岐した姉妹群の出現時期とする考え方と、現代に繋がる鳥類の始まりを恐竜類の中の姉妹群の出現時期とする考え方が、最初と最後でリフレインしている。
 なんでより発展した枝の太い方じゃなくて、姉妹群の方が早い時期に見つかっているのだろう。それほど生物の発展は運だということなのか?

 恐竜の特徴である気嚢システムの説明を読んで、ガス交換が効率的になると同時に熱交換も効率的になりすぎる可能性を感じた。現代の鳥が高々度を飛んでいることを考えれば、そうでもないのかな?
 でも気嚢システムが完成しきっていない時代には、長所が活かせて短所が表れない気候がたまたまマッチすることが大事かもしれないとの考えにしがみついている。

 始祖鳥の話は著者本人が標本に触れたこともあり、さまざまな話題を取り上げていて興味深かった。

恐竜時代I――起源から巨大化へ (岩波ジュニア新書)
恐竜時代I――起源から巨大化へ (岩波ジュニア新書)
カテゴリ:古生物学 | 20:44 | comments(0) | -

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