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恐竜研究室3〜恐竜絶滅のなぞ ヒサ クニヒコ

 2013年発行。隕石衝突説が最有力ながら他の説もイラスト入りで紹介されている。とくに火山噴火説は隕石(小惑星)衝突の衝撃が誘発したものという説にも触れている。
 けっきょくデカン高原の噴火は年代があわないって話もあったはずだが、どうなんだっけ?うまく整理できていない……。
 ウイルス説は今にして思えばツッコミどころが多く、鳥類が恐竜の仲間であることが分かったからには鳥類もやられるはずだし(実際に多様性を失っているが)ほ乳類も鳥類と同じようにダメージを受けたことを説明できない。
 本当に多くの種に感染するウイルスの場合は鳥盤類のほうが鳥類よりダメージを受けない展開まであるな。

 首長竜のイラストが首を高くあげて180度曲げていた。その復元は古いと知ったばかりなので取り上げたくなる。
 多くの恐竜が羽毛のついた姿で復元されているが、羽毛とデフォルメのかかったイラストの相性はあまり良くないと感じた。鳥ならデフォルメされても羽毛を持つことを前提に理解しているわけで、恐竜を見慣れていないことも原因のひとつか。

恐竜研究室〈3〉恐竜絶滅のなぞにせまる
恐竜研究室〈3〉恐竜絶滅のなぞにせまる
カテゴリ:古生物学 | 21:51 | comments(0) | -

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