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深海の狩人〜インド洋交通破壊作戦 天宮謙輔

 ドイツがイギリス本土上陸作戦に成功した世界で、日本がエジプトへのロンメルの進撃を助ける形でアフリカ沖で通商破壊戦をおこなう架空戦記。
 史実と異なるジブラルタルの陥落から、どんどんイギリスにとっての流れが悪くなってくる。地中海を出撃してイギリス海軍と交戦したイタリア海軍の被害が気になった。

 主人公は潜水艦の新米士官三上、同型艦には同期の田中もいて、艦の雰囲気が対比的だった。どうにも田中の経験が悲しくてならない。

 三隻の駆逐艦に追い立てられた30時間の緊迫した潜水シーンはとても印象的だった。
 囮魚雷改造のために9時間も掛かると聞いたときには、さすがにこの作戦は厳しいんじゃないかと思った。魚雷の信管に関する事細かな描写がちゃんと伏線になっている。

 イギリス軍が輸送船の被害を日本が発表するまでUボートの犯行だと思っていたってことは、囮に排出したブロマイドは回収されていないみたいだな。

カテゴリ:架空戦記小説 | 20:12 | comments(0) | -

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