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戦国、まずい飯! 黒澤はゆま

 戦国時代に食べられていたものにできるだけ近い食べ物をいろいろと食べてみた本。
 タイトルはまずい飯!となっているが、おいしいと評価されている食べ物も多い。しかし、いつも食べられるわけでも、下層階級の人が食べられるとも限らず、戦国時代の悲惨なイメージが補強されたような、そんなに変わらないような微妙な気持ちだ。赤米をのぞくとまずさで一番印象的だったのは、著者が灰汁抜きに失敗して痛い目にあった芋茎と里芋の葉だったりするし。
 それを除くと糠味噌が強い。

 米から始まり、(豆)味噌に終わる。しかも、途中に出てくる食べ物が味噌に繋がるようになっている構成が見事だった。
 味噌で天下を取るは言い過ぎでも、発酵のいい菌を保有していることが戦乱の世において有利に働いたことは想像できる。
 米の品種改良を考えても、戦略的な意味の生物兵器戦はとっくの昔に始まっていたのかもしれない。

 味噌で取り上げられている力車マンとドイツ人の話は、別のところで玄米を白米に変えさせたら人夫が音を上げたと玄米だけのすごさを強調するエピソードとして語られているのをみた覚えがある。
 本書の方が正確っぽい。

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