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驚異の未来生物〜人類が消えた1000万年後の世界

 マルク・ブレー&セバスティアン・ステイエ著、森健人 監修、遠藤ゆかり 訳

 いまから1000万年後の生態系を大胆に想像し、コンピューターグラフィックスで描いた本。鳥類が地上の覇者になる一方、空はコウモリが支配している。両生類はヒゲクジラ的な役割を果たす巨大な一種のみが生存していて絶滅間近。
 恐鳥で地上制覇に失敗している鳥類が覇者になれるのか等、いろいろとツッコミどころは感じたものの、刺激的でおもしろかった。

 地上の鳥類は翼を完全に退化させて2本足とクチバシでいきる動物になっている。ダチョウも翼を使わずに生きているし−−本書によれば完全に失われたわけじゃないらしい−−ティラノサウルス・レックスの例もあるので、繁栄できないわけじゃなさそうだ。
 でも、今後の進化において活用できるパーツを失ってしまったことは気がかりだ。翼が前足になって、4本足で歩く「ジラフォルニス・ヴァンダイキ」から派生していく可能性はあるか。
 応用できる形質をもった種を残しつつ、尖った形質の多様な種が広がることが、繁栄の秘訣なのかもしれない。生物自身はそこまで拘っているはずもないけど。

 空の覇者となったコウモリは鳥に比べて顔のアップが怖い……鳥よりも自分に近い存在なのになぁ。

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