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最新地球観測衛星「だいち」の目

 日本の誇る地球観測衛星の最新成果をまとめた冊子。世界各地の特徴的な地形が2.5m解像度の高精度画像や立体合成された画像で楽しめる。直上から撮影されているためか、不思議と航空写真よりも大気を感じさせない画像が多く、ダイレクトに情報が目に飛び込んでくる。衛星画像の威力がよく分かる瞬間だ。
 だいちのデータの利用方法についても多くの例を引いて紹介してくれている。特に25000分の1地形図作成は最重要事項で、それが整備されるメリットも、だいちの威力もよくわかった。話が日本国内にとどまっているが、世界各地にデーターを提供していけば更に大きな社会貢献をなすことができるはずだ――どうしても軍事利用の影がちらついてしまうのが、ちょっと悲しい。
 他にも流氷観測や植生区分、油田探査など印象的で有用なミッションが目立った。解像度ではアメリカの商用衛星にやや劣るものの、はじめから目的を定めて開発された事が画像の利用価値をかなり高めている事が感じられる。範囲も広く価格もわりと安いというから解像度の中間を埋める衛星としてこれからも活躍することだろう。

EORC | 地球観測研究センター
財団法人 リモート・センシング技術センター:RESTEC

「だいち」の目―宇宙から写した世界の壮観・奇観 最新地球観測衛星
「だいち」の目―宇宙から写した世界の壮観・奇観 最新地球観測衛星
カテゴリ:科学全般 | 11:52 | comments(0) | trackbacks(0)

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