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月と闇の戦記二 守護者はぶっちぎり。 森岡浩之

 うつろ目少女――素晴らしい。しっかりとパンチラしている所など神の所業と言われても信じるね。なぜ、この小説の主人公は神の存在を信じる事ができないんだろうねえ。女子中学生、村西結宇ちゃんのような神に等しい美少女に遭遇してるっていうのに……幼少期によほど不幸な経験をしたに違いない(あながち的外れじゃないな)。

 この作品は読んだ記憶が太古にあって、おそらく二系統の森岡ファンタジーが融合したに等しい構成になっている。幽霊実体化能力の方は自然発生的にか、マテリアルゴーストに食われた感じだが……さらに遡ればミカエルの騎士もあり、オリジナル論争は意味がなさそう。
 とりあえず前巻でもっとも印象的だったのは女性の幽霊「コン」が恥らうシーンが妙に萌えたって事だった。

 今回の幽霊でいえば傭兵こと高寺氏の死生観がさばさばしまくっていて逆に好感がもてた。幽霊になってからも殺人――というか神殺しを犯すとは大した御仁だ。
 生前は詐欺師でもやってたんじゃないかと思う清河氏も味が出てきていて、幽霊陣からのアイドルがいい感じ。それに比べて神様はご時世の影響もあってか、いけ好かない捻じ曲がった性格の持ち主ばっかりでいまいちだった。

 森岡氏得意の当意即興の優れた言い回しも労力の無駄づかいにしか見えない。おそらく星界の紋章のよさはジントたちが背伸びしている微笑ましさも関係していたのだろうな。
 それに比べて隆生はくたびれた感じが夢も希望も未来も感じさせないので世を拗ねているようにみえてしまった。願わくば、彼が戦いの中で自分の希望を掴まんことを。

守護者(ガーディアン)はぶっちぎり。―月と闇の戦記〈2〉
守護者(ガーディアン)はぶっちぎり。―月と闇の戦記〈2〉

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