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失われる熱帯雨林 ナショナルジオグラフィックDVD

 コスタリカの熱帯雨林の生態を小動物重視の視点から紹介している。タイトルが想像させるほど熱帯雨林破壊のシーンは多くなく、大部分で熱帯雨林の貴重さを示した上で最後に我々はこれほどの宝を失おうとしていると述べるにとどまっている。まぁ、樹木がひたすら倒されるシーンを延々とみたいとは思わないから、これで正解だろう。

 アリを中心とする昆虫や両生類、爬虫類の話が目立ったけれども、もっとも感心させられたのは植物の巧みな生き様だった。アカシアはアリに身売りする事で他の昆虫からの攻撃を防ぎ、葉っぱの先端にアリの幼虫用の栄養物を形成するまでの気遣いをみせる。ここまでくるとアリに依存しているようでアリを依存させている立場の逆転が起きている気がする。
 雨が葉っぱにたまると光合成が阻害されるために、熱帯雨林植物の葉っぱが雨を排出しやすいように様々な特殊形状をもっていることも実に興味深かった。雨水が多すぎるという植物にとってなかなか贅沢な悩みもあるんだな。

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失われる熱帯雨林
失われる熱帯雨林
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