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受け継がれる文化遺産 ナショナルジオグラフィックDVD

 かつて一世を風靡しながら時代に取り残され朽ち果てる運命にあったもの達を復元し、未来に受け継がせようと志す人々の活動を描いている。
 そういう行動をやるには社会全体の余裕が必要なわけで、ほとんどの例がアメリカに集中している事にある種の国力を感じた。当時ソ連のエカテリーナ宮殿の復元は国家の威信をかけているが、アメリカの活動は市民の思いがダイレクトに底にある事が大きく違う。

 カーチス社の複葉機「ジェニー」の復元では、家族の協力が印象的だった。「お父さんが趣味で変な事をしている」と思わせずにまるで家庭サービスであるかのように和気藹々と工作している姿は羨ましくすらある。15年の歳月をかけている根気のよさも凄い。
 プロペラを回す時の方法が一歩間違えると怪我しそうで怖かった…。

 クラシックカー、ドゥーゼンバーグモデルJの話は完全に企業化された手法だが、それを支えているのは資産家の趣味だ。きちんと文化を理解して愛するために欲しがる点は嫌いじゃない。それにしてもよく車検を通るものだ。
 ドゥーゼンバーグ兄弟の顔が似すぎていて怖かった。弟は自分がどんな顔になるか良く分かって成長できたことだろう。

 他にもナチスに破壊された宮殿の修復、メリーゴーランドの修復、そして帆船エリッサ号の復元といろいろなものに命が吹き込まれていた。
 こうやって古い技術を継承する事は、現在とは違った技術体系によって後々でブレイクスルーの助けになる可能性がある。そういう点でも意義のある行いだと思う。

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