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セレンゲティを飛ぶ ナショナルジオグラフィックDVD

 アフリカのサバンナ地帯セレンゲティでの動物たちの活動を腐肉食者の立場を重視して描いたドキュメンタリー。主役は嫌われもののことが多い、ハゲワシだが彼らにも愛情があることが分かる。
 でも、やっぱり草食動物たちが苦しむ乾季を謳歌している姿を見ると、素直に好きになる事ができなかった。まぁ、他の肉食動物もその点は同じなんだが、死肉回収専門のハゲワシの印象はそれほど強烈なのだ。

 動物の実に7割が乾きと飢えで死ぬことにも驚いた。捕食されて死ぬものは僅かだというから、肉食動物でも乾季は死肉食がもっぱらということになるのだろう。
 その長く苦しい乾季を乗り越えて、運と忍耐に優れたものが恵みのシャワーを浴びるシーンが、その手の映像にはありがちだけどやっぱり好きだ。これで乾季のまま映像が終わったら激怒するかもしれない。だからこの構成がいちばんなのだろう。たまに乾季からはじまって雨季になる資料もあるが、どの季節がサバンナをいちばん表現しているってことはなく、全てがサバンナの真実なのだろう。


 狩られた動物の肋骨の中や、フンコロガシにカメラを取り付けて撮ったなかなか見られない特殊撮影の映像が目立った。マダラハゲワシの断崖絶壁の営巣地に近付くのも相当たいへんだったに違いない。
 陰で展開されるカメラマンの苦労がにじむ力作のドキュメンタリーだ。

セレンゲティを飛ぶ
セレンゲティを飛ぶ
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