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オカバンゴの狩人 ナショナルジオグラフィックDVD

 ボツワナにある内陸デルタ、オカバンゴ。この特殊な水系をもつ土地における生物たちの暮らしが描かれるドキュメンタリー。オカバンゴの水源は北に遠くアンゴラの山岳地帯にあり、上流に水が満ちはじめるのが乾季の到来と重なっている時間差がおもしろい。
 さらにオカバンゴを特徴付ける水路はカバなどの大型動物が新しい草地を求めて移動した道を元にしていたり、沼地の島はもともとシロアリの蟻塚だったものだったり、地形と生物が緊密に関係しているのが印象的だった。土木工事をするのは人やビーバーに限らないようで。

 タイトルにある狩人が指しているのはリカオンらしく、彼らの生活にかなりのフィルムが割かれている。
 圧巻だったのはリカオンの子供の可愛さと、その母親を群れのリーダーが一手に引き受けている生態だ。子供を産むのはリーダー以外のメスも参加しての事なのに20匹以上の子リカオンを全てリーダーが授乳するというのだから、そのシーンは壮絶だった。よっぽど栄養状態に余裕がなければできない真似だからリーダーがそれをやるのだろう。
 他のメスが子供を連れさろうとした場面があったのだが、別に自分の血を引く子供は産めるのだから自ら世話せずにリーダーに任せる判断をしても遺伝学的には良さそうなもの。託卵する動物に比べると子供に対する執着がより人間に近いことが感じられた。
 狩りシーンは迫力満点だったが、実に愛情の多い動物なんだろうなぁ。

 BGMが原始的なリズムを刻む非常にリラックスさせてくれるもので、最後の方は激しい睡魔に襲われてしまった。

オカバンゴの狩人
オカバンゴの狩人
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