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アフリカが涸れる! ナショナルジオグラフィックDVD

 1980年代にボツワナで起こった大干ばつで起こった動物たちの大移動を記録した映像資料。北にあるリニヤンティ川に向かっていっせいに移動する動物たちの水を求める本能の不思議が感じられる。
 もちろん、脱落して死するものも、せっかく水場に辿り着いても行動の自由の狭さから肉食動物に狩られてしまうものもいる……。

 だが、いちばん凄まじいと感じたのはゾウの活動だった。カバの親子が九死に一生をえる思いで使っていた水場をドロドロに荒らしたり、下草の不足から樹木を倒して上の葉を食べたり、川のパピルスをなぎたおして流れを変えたりとやりたい放題だ。
 身体が大きいことはそれだけ周辺の環境にあたえる影響力も大きいことに繋がること、優しい動物とされるゾウも自分が生き残るエゴのためになら環境破壊も辞さないことが感じられた。あまり理想化してみるべきものではなく、彼らもワイルドライフのひとつなのだと考えたほうが健全なのだろう。

 動物の生息密度の増加によって約束の地にみえたリニヤンティ川周辺の環境も徐々に悪化していく。しかし、やがては恵みの雨が降りすぎるほど降り、動物たちは南に帰って行くのだった。
 ボツワナでは動物の自由な移動ができるから、リニヤンティ川に脱出するという選択肢があったけれど、これがいくつもの分断された公園だったらもっと多くの動物が死に絶えていただろう。環境の大きさがあるほど変動を吸収する力をもってくれることが分かった。
 大きな国定公園を、領域の繋がった国定公園を、整備していく事が環境保護に役立つだろう。

アフリカが涸れる!
アフリカが涸れる!
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