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焦熱の波濤4〜出撃!豪州攻略艦隊!! 林譲治

 まずは日本とソ連の武力衝突から。これは状況を混沌とさせるのではなく整理させる方向に働いていくのだから日本にとっては希望が持てる話だ。一部部隊同士の激突なら輸入兵器を使いたい放題の日本軍側にアドバンテージがあるのはスターリンには意外だったろうなぁ――世界は君の知らないところでも動いてるって事だよ。
 ドイツの四号戦車にイギリスの17ポンド砲を搭載した天麩羅戦車ことファイアフライなど、その経歴がソ連側に伝わってしまったら恐ろしい心理的衝撃を与えたことだろう(あれが東部戦線に現れたらどうなるのか?)。
 そこまで考えると負けても強く出れるほどの計算が日本側にはあったように思える。中間層の海綿状作戦組織はすさまじい威力だ……彼らがいったいどこから浮かび上がってきたのか不思議ではあるものの、いろいろと切っ掛けはあった。なんだかんだ言って山本五十六が上に位置しているのも確かだから、あまり中間官僚層の不気味さに躍らされ過ぎないほうがいいのかもしれない。

 オーストラリアを巡る空母戦はほとんど彗星艦爆の独壇場と化している。実在した機体であるにもかかわらず、まるで新兵器のような扱いを受けているのはそれだけ日本に有望な機体が少なかったからに見えなくもない。
 戦闘機などでは輸入品に頼っているから、一点豪華主義的に日本にも立つ瀬を与えているのだろう。まぁ、コマッタに至ってもエンジンなどはドイツ・イタリア製なのだけど……。

 栗田長官が異常に切れる人材に化けているのは艦砲射撃の目覚めから繋がって今回はCICのおかげでもあると思っておこう。すでにミッドウェーで衝突事故を起こしている点は気になるのだが、相手が微妙なホーヴァー中将だったから違和感を軽減できている。
カテゴリ:架空戦記小説 | 22:56 | comments(0) | trackbacks(0)

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