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焦熱の波濤6〜勇撃!極北の超高空邀撃戦!! 林譲治


 ついに姿を現しはじめるグランドスラム作戦の示すところは、つまり「地球は丸い」……それにしても北極圏の厳しい自然条件はSF的な困難を人間に求めることになるが、高度1万メートルは赤道直下にしても厳しい環境であることに変わりはなく、航空作戦中心ならなんとかなるか。
 グランドスラム作戦に立ちはだかる最大の障害はむしろムーミン谷の住民たちである予感がいなめない。あのイタリアですら無茶苦茶強く描いてしまう林先生が、フィンランド人に手を触れたらどんな化学反応を起こしてしまうのか、興味深いが知りたくないところである。
 鹵獲したB29で反撃に出るくらいはやるかもしれんね……。

 脱落してわかるイギリスの貴重さ。戦略爆撃機の開発話はアメリカが失ったものの大きさに改めて気付く話にもなっていた。ともかくマーリンエンジンのひとつをとってもP51つながりでなくてはならない要素だったわけで、あの大国といえども独力でやれることには限界があるのは間違いない。
 それでも限界の位置が日本なんかより遥かに高いのも事実だから、対抗する側としては徹底的な連携が必要とされるわけだ。
 そして、米ソ関係を考えるときにも二者関係に安定をもたらすことのできるイギリスの存在は重要だったらしい……まぁ、チャーチルのキャラクターは強烈だけれどそれでも問題が起こった時に1対1の言いあいになるのと2対1で説得が効くのでは違うのだ。

 気が付けば連合軍のほうが少数派みたいな雰囲気すら醸し出されているのであった。

焦熱の波濤〈6〉勇撃!極北の超高空邀激戦!!
カテゴリ:架空戦記小説 | 22:58 | comments(0) | trackbacks(0)

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