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鋼鉄の海嘯2〜樺太沖海戦2 横山信義

 日本にとっても失策なのは違いないが、アメリカ最大の失策であるソ連が事実上脱落してからの枢軸国への宣戦布告が行われてしまう。さらに国民の戦意を微妙にする山本五十六長官の秘策などがあり、ずんずん怪しい方向に転んできた。
 蘭印に進駐している問題もあり、フィリピン周辺の勢力関係が恐ろしく複雑なことになってしまっている。

 イギリスの船団護衛技術が十分に伝わっていないなら通商破壊戦で受けるダメージも馬鹿にならないだろうし、枢軸国が南太平洋を勢力圏に維持し続けながら迎撃に専念すれば非常に面倒なことになるのではないか……実のところキャスティングボードを握っているのはオーストラリアという気がしてしかたがない。


 本題であるソ連との戦争は段階的構成によりハバロフスクを陥落させて一段落ついた。シベリア鉄道一本で補給線が構築されていることを考えれば無理攻めしない限り最小限の兵力で戦うことができる。
 まぁ、ヨーロッパ側は戦力を投じ続けるだろうが、それもことごとく都合よくこの世界の流れでは反スターリン的な民族を組織してソ連相手の戦闘に投入して余裕を作ることもできるようになる可能性はある。

 あまり明るい将来像の見えてこない枢軸国快進撃世界の未来はどうなることやら……無茶な攻勢でとことん疲弊したアメリカとの冷戦が落とし所かもしれないなぁ。

樺太沖海戦 2―鋼鉄の海嘯 (2) (C・Novels 55-57)
樺太沖海戦 2―鋼鉄の海嘯 (2) (C・Novels 55-57)
横山 信義
カテゴリ:架空戦記小説 | 12:26 | comments(0) | trackbacks(0)

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