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最強戦艦魔龍の弾道2 林譲治

 真珠湾奇襲作戦に参加した大和と武蔵は生卵でも砕くように旧式戦艦たちを撃破していく。同じ戦艦とはいっても砲弾の威力によってまったく別の兵器になってしまっているかのような按配だ……T−34とチハたんみたいなものか。
 高速性能もまず接近と退避で役に立つとは捻くれている。太平洋艦隊司令部へのラッキーヒットはいくらなんでもやりすぎな気がしたが、これも林節のうちか……ドック破壊はいいし、ハルゼーとスプルーアンスには華をもたせていたけどね。

 夜間衝突防止装置としてレーダーが初期から活躍している点も興味深い。確かに北太平洋で活動するには非常に有効な機材なわけで、ここから発展にもっていくのは自然だろうな。
 ただ、万能の道具として信望されているだけに、欠点が知られた際の拒絶反応が心配になった。あと、自分のもっているものは敵が持っている発想ができていないのは「夜間衝突防止装置」として航海科の機材になってしまっているせいかなぁ。このあたりも課題が多い。

 それでも一日の内に問題を認知して部分的に解決したり、未知の機材を使いこなせるようになったりしている点で海軍軍人の優秀さと組織の冗長性を感じた。なんだかんだ言っても日本一流の人材が集まった組織なのだ。
 源田実の暴走ぶりは流石だが……。

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最強戦艦 魔龍の弾道〈2〉 (歴史群像新書)
林 譲治
カテゴリ:架空戦記小説 | 18:16 | comments(0) | trackbacks(0)

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